少しイタい大人たちについて

Senior generation with a misunderstanding


『賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶ』<ビスマルク>

戦後の平和教育の『空気』を引きづった『少しイタい大人』たち

私の周囲にも意外と多くて、あれっ、と思うこともあります。

皮相で浅薄な価値観。権利だけを主張して、共同体、ひいては国に対する義務、責任を言わないのが特徴です。

戦後は、米ソの冷戦が続き、抑止力の均衡のもとに平和が続いたのであって、決して、日本憲法9条のおかげで平和が続いたのではありません。歴史をみれば、冷戦が終了し、世界は民族主義や宗教対立などの紛争の時代に入ったことが分かります。平和、平和と叫んでいれば平和が続く時代ではなく、国際政治の中で適切な対応をとらないと、平和を維持できない時代に入ったのです。

戦後は、冷戦のもとで平和が続いた幸福な時代でした。歴史に学ばず、経験のみに学ぶ『イタい大人』たちは、この成功体験があるために、自分の『イタさ』を理解せず、戦争反対、安保法制反対を叫ぶのだと思います。

しかし、若者世代はSEALDsは別にして、それらの欺瞞性を見抜いています。年金など世代間に大きな不公平があるのも見抜いています。若者世代にとって大切なのは、これから自分たちが生きていく日本の将来であって、必要とあれば、原発も安保法制もイデオロギーに捕らわれず賛成するでしょう。少なくとも、『イタい大人』世代は、経験のみを根拠にして、それらの若い世代の邪魔をしてはならないと思います。



そういう『少しイタい大人』たちには、地上波TVの論調とか、いくつかの大手の新聞なんかの論調が心良いのだろうなあ。話していても、地上波TVで言っていることを繰り返すだけ。単に『かわいそう、悲惨だ』という感情論だけが全面に出て、その結果を生んだ要因まで心が向かない。批判はするが、責任はとらない。

『子供を生んで国に貢献しろ』と誰かがいうと、『国が私たちに何ができるかが問題であって、国に貢献しろとは何事だ!』という反応です。権利を主張するという戦後教育を受けてきたせいでしょうか。私は親から『世の中のためになる人になれ』という当たり前のことを言われて育ちました。何らかの形で共同体、ひいては国に貢献することは、この世の中を皆で良くしてために当たり前だと思うのです。

震災以降、自衛隊への入隊希望が増えたことを不思議がっていますが、若者世代に『国を守ろう』という機運があるのは心強いと思います。

いずれ、『イタい大人』世代から搾取し、世代間の不公平を正し、若者に希望と生き甲斐を与える政治家が出てくることを期待します。その政治家にとっては、安保法制や原発などは必要に応じて選択するものであって、イデオロギー的にもはや問題にならないでしょう。そういう政治家が出てきた時に、老人世代は邪魔をしてはいけないと思います。