ベッドアイソレーター

Bed Isolator


無菌病室について、半導体のクリーンルームを想像していたけど、実は普通の病室とほぼ同じ。違いは、病棟の無菌エリアにあって、そのエリアに入るには、面会者は服や履き物、頭を覆うカバーをつけ、マスクをして、手洗い、アルコール消毒をしないと入れないこと。面会は短時間で、子供は原則入室禁止。

で、病室の最大の特徴は何かというと各個室のど真ん中に、でんと置かれたベッドアイソレーター と呼ばれる巨大な空気清浄機(写真)。それが枕元で24時間、ゴオオ〜〜と音を立てていること。誰か人が入ってくる時は、ゴオオオオオオオオオ〜〜〜とそれを最強にします。いわば、空気清浄機の中に入って生活している感じ。


窓はもちろん嵌め殺し。二重サッシ(三重?)になっていて、絶対開かないようになっています。天気がいいからと窓なんか開けちゃダメ。ですから、閉じ込められた感がすごくて、外の温度など全く分かりません。

『音、大丈夫ですか?患者さんによるとアイソレーターの音で眠れないひともいるんですよ』と看護婦さん。音なんて全く気にならないけど、窓を開けられない閉じ込められた感がいちばん辛いかな。



転院先の病院の無菌病室は、最新設備の病院というだけあって、ベッドアイソレーターが天井に埋め込まれていて、室内は広々しています。アイソレーターの音も小さく、来客があるからといって強風にしたりはしません。ですから、風の音も気にならず、ほんと、普通の個室病室と同じです。室内にトイレがあって、殺菌装置のついた流しもあります。

もちろん、病室が並んでいるクリーンエリアは二重扉で隔離されていて、一般の廊下からは、最初の扉をあけたところで、手洗い、マスクなどをするエリアがあって、準備ができてから、2番目の扉をあけてクリーンエリアに入ります。

『うちの無菌病室、少し古いけど、カビが検出されたことはありません』という医者の言葉が心強い。


写真は、天井に埋め込まれたベッドアイソレーター。HEPAフィルター (High Efficiency Particle Air filter)により、0.3μm(マイクロメートル)の雑菌などの粒子を99.97%捕塵する性能を持っています。

因みに、中国から来る「PM2.5」は、2.5μmの Paticulater Matter(微粒子状物質)という意味なので、HEPAフィルターで除去できるし、スギ花粉(20μm〜40μm)やヒノキ花粉(30μm〜40μm)は当然、除去できる。

花粉症の私としては、花粉のシーズンにHEPAフィルター付のクリーンルームにいるのは、少し嬉しかったりします。