歴史の歪曲が必要な国々へ その1

To the countries who need to distort their history -1-


『歴史を直視しない民族に将来は無い』

これは実にその通りであって、日本は戦後70年が経過したいま、満州事変から第二次世界大戦終結までの真の歴史を直視し、学校教育に取り入れるべきと思います。

戦後教育で我々は、『日本は戦争戦犯たちのせいで侵略戦争をおこし、占領地で非道の限りをつくした。その報復として原爆も仕方なかった。二度と悲惨な戦争を繰り返してはならない』と習ってきました。

もちろん、侵略戦争という側面もあったでしょうし、戦争という非日常の中で非道な行いもしたでしょう。ただ、全てが侵略戦争かといえば、当時の世界情勢の中で防衛戦争という位置づけもあったと思いますし、中国や韓国以外のアジアの国々からは、欧米の植民地支配からの解放について感謝されているのも事実です。日本の兵隊、我々の先祖たちの、武士道に基づく紳士的なふるまいについてのエピソードを聞くこともしばしばです。

戦争を美化してはいけないし、全否定してもいけない。当時の兵隊たちが、何を考え、何のために命を投げ出したのかを、当時の世界情勢や、戦争に突き進んでいった国内情勢も含めて直視することが、日本のアイデンティティを保つために必要と思います。


さて、冒頭の言葉を良く使う韓国。韓国の憲法の前文には、『3.1運動で成立した大韓民国臨時政府の法統と、不義に抗拒した4.19民主理念を継承し・・』とあります。

すなわち、現在の韓国は、1919年の日本統治下で起こった3.1運動と呼ばれる日本からの独立運動により成立した大韓民国臨時政府を継承したものであって、1945年の日本の敗戦により棚ぼた式に国が出来た訳ではない、としています。

それでは、この3.1運動、大韓民国臨時政府とはどういうものだったのでしょうか。

3.1運動は、1919年3月1日に、33人の宗教家が集って、韓国の「独立宣言」を読みあげ、万歳三唱をしたというものです。それを契機に学生などを中心とするデモが起こりましたが、日本が鎮圧し、1919年5月の時点で、宗教指導者のうち8名が懲役3年、6名が懲役2年6ヶ月の刑を受け、残る者は執行猶予などで釈放されています。刑自体も減刑により大幅に短縮されたとあります。これにより、韓国国内の独立運動は挫折し、1945年の日本の敗戦に至るまで大規模な運動は起こりませんでした。この時、外国に亡命した一部の活動家たちは、上海で大韓民国臨時政府の設立を宣言しましたが、その後、中国国内を点々としていました。当時、枢軸国側の国々はもちろん、連合国側の国々からも、正当な政府とは認められていません。

すなわち、連合国側から見れば、韓国は日本の一部として第二次世界大戦を戦ったのであって、いわば敗戦国です。実際に、第二次世界大戦の参戦国とは認められていませんし、当然ながら、サンフランシスコ講和条約への署名も認められていません。

これを無理矢理、『抗日運動により、日本を打ち負かして国を作った』と憲法で謳い、国定教科書でその『神話』を教育しているのが現在の韓国だといえるでしょう。

この立場をとる限り、『日本が植民地搾取どころか、莫大な投資を行って韓国の教育を整え近代化を図った』などという事実があったと認めることは絶対に無いでしょう。認めてしまえば、憲法違反になってしまうからです。

歴史の歪曲は、韓国の側にこそ、必要性があるのだと思います。


いっぽう、中国。よく知られているように、中国共産党は日本と殆ど戦っていません。日本との戦いの矢面に立ったのは、蒋介石の国民党です。

1937年の支那事変の前から中国共産党と国民党の間の戦いは何度もあったのですが、1934年の中国共産党と国民党との戦いで大敗した共産党軍は、西部奥地ソ連国境に近い延安に逃れ(共産党の言い方では長征)、日中戦争の全面に立ったのは蒋介石の国民党でした。

1945年の日本の敗戦のあと、1946年に再び共産党と国民党の戦いが起こった時には、国民党は日本との戦いで消耗している一方で、満州の日本軍の最新兵器を獲得しソ連の援助を受けた共産党は国民党に対して均衡となる軍事力を得ました。また、後方で力を蓄えるとともに、巧みな宣伝活動で一般大衆の支持を受けた共産党は国民党を圧倒し、国民党は台湾に逃れることになるのです。

つまり、第二次世界大戦で日本を相手に戦ったのは中華民国であって、中華人民共和国ではありません。中華人民共和国は第二次世界大戦の交戦国ではないし、ミズーリ号上の降伏文書の署名当事国でもないのです。

実際に戦った国民党が作った国、台湾の中華民国は親日であり、戦わなかった共産党の作った国、中華人民共和国が反日であるのは、そうでないと、中国人民を悪辣な日本から救ったという、現政権の正当性が保たれないからです。

歴史の歪曲は、中華人民共和国の側にこそ、必要性があるのだと思います。


歴史を歪曲しないと、現政権の正当性が保てない国、韓国と中国。それらの国々にこそ、冒頭の言葉
『歴史を直視しない民族に将来は無い』を贈りたいと思います。