看護婦さんたち

Nurses


北の国の看護婦さんは優しい。
Nurses in northern countries are friendly and kind.

以前からそう感じていたのですが、入院してみてその感を強くしました。

マニュアル的な優しさでなく、普段の生活からそのまま滲みだしてくる優しさ。

例えば、病院の待合室で「だめ、おばあちゃん。そんなことではダメって前から言ってるでしょ。こうすんの」という声。それが、まるで自分のおばあちゃんに言って世話をしている感じなのです。

きっとこの娘は、小さい時から三世代、四世代家族で育って、身の周りにおばあちゃんやおじいちゃんがいて、ちいさい頃はおばあちゃんにお話しをしてもらい、一緒に遊んでもらって、そして、いまおばあちゃんが弱った時に自宅でもおばあちゃんの世話をしているんだろうなあ・・・と想像します。

素直で、何を頼んでも面倒ぐさがらないで、親身。病院の設備はともかく、病気になったら北の国の病院がいいなあと、以前から思っていました。本当に入院するとは思わなかったけど。



仲良くなった看護婦が言うことには、看護婦の中では、私は「いやしキャラ」ということになっていて、「トトロみたい」と言われているとのこと。

「ボーとしているから?」と聞くと、「宮崎駿に雰囲気が似てるから」と答えるのですが、ぜったい、ボーっとしている感で言ってるな。

初めての看護婦さんがきて、少し話しをしていると、「ご出身は関西なんですか〜?」と聞いてきます。言葉遣いやアクセントが違うのかな。こちらの人はバイリンガルなので、相手に合わせて無意識のうちに言葉を変えてきます。

言葉遣いや雰囲気が珍しいのか、看護婦さんの方から「何をされているんですか?」とか、「ご自宅はどこなんですか?」などと話しかけてきて、処置が終わっても無駄話をしていて、看護婦さんがPHSで呼び出されるというケースがしばしばでした。高熱を出している時には「大丈夫ですか?氷枕とかいりませんか?」ととても親身になってくれました。


東京の病院に転院してきて感じるのは、やはり都会の看護婦さんはテキパキしているということ。にこやかで優しいのですが、不必要な会話はしない感じ。忙しさも都会の病院の方が忙しいみたいで、常に、PHSが鳴り、次々に患者を回っています。

でも、その中にあって、「青森にいたんですか〜?」と話しかけてくれる看護婦さんが二人いました。ひとりは函館出身で弘前の看護学校に通ったとのこと。もう一人は青森市出身で同じく弘前の看護学校に通った看護婦さん。性格は違う二人ですが、雰囲気が北国の看護婦さんみたいなのは、小さい頃からの育ちなんでしょうね。


以下、私個人の防備録として、お世話になった看護婦さんについてのメモです。

最初の病院(北の国の病院)

AM看護婦 ...... 入院してすぐに太ももから中心静脈カテーテルを入れたのですが、その時に下の毛を剃ってくれた看護婦さん。入院時の骨髄穿刺の時も、退院時の骨髄穿刺や生検の時も医師を補助してくれました。
背が高くて肌が綺麗でスタイルが良く、佐々木希より美人。しかし、自分自身は美人であるということを自覚していないようなので(注:一般に秋田の女の子は、小さい頃から周囲と比べて自分が綺麗だということを自覚していない)、『ひょっとして出身は秋田?』と聞いたら、『はい、そうです』との答えでした。
BS看護婦 ...... 高熱が出て、カテーテルからの採血と同時に腕からも採血する時に、不思議なことに必ず巡り合わせになった看護婦さん。深夜、腕からの採血のために何度も針を入れられてから、ちょっと苦手になって、ある時『BSさんになると、ちょっと緊張してしまう』と言ったら、『私、AMです。でも、良く間違えられるんですよね。雰囲気が似てるのかしら』。失礼しました。

転院先の病院(近所の病院)

IY看護婦 ...... 大晦日に熱が出て、PICC以外からの採血になった時、PICCの入っている左腕を避けて右腕から採血しようとして、2度失敗。血小板が少ないので右腕は内出血して青くなってしまいました。一旦、ナースセンターに戻ったけど大晦日で人が居ないと、再度3度目をやることに。ここは痛くても間違いないからと左手首を提案して、左手首に針を入れて成功しました。
この病院に来る前は、大阪の吹田市に住んでいたそうですが、その場所は、昔、私と家内が住んでいた場所のすぐ近く。100mくらい。街角のケーキ屋さんなど、ローカルな話題で盛り上がりました。
3月に、突然名字が変わったので聞くと、12月に学生の時の同級生と結婚したとのこと。細面で綺麗。171センチの長身なので、184センチの私の息子にいいなあと思っていたのに残念でした。
JOA看護婦 ...... 実家は新青森駅の近く。函館新幹線や弘前城など青森ネタで大変楽しく会話しました。丸顔で可愛く、これが青森という気立てのいい看護婦さんでした。病院のすぐ横の寮に住んでいるんだけど、殆ど部屋には帰らず、仕事が終わると彼氏のマンションに行って過ごしているとのこと。
KMK看護婦 ...... ちゃきちゃきの函館っ娘(という言葉があるのか知りませんが)。小柄だけど元気で気性がいい。とても器用で、難しい私の右腕からの採血も一発で成功しました。シャワーを浴びる時のカバーは、看護婦さんによって千差万別なのですが、彼女が一番、上手。最小の時間、最小のシールテープで、最も効果的なカバーでした。
LC看護婦 ...... アラフォーの独身。海外旅行など趣味がいっぱいで、親からは早く結婚しろと言われているとのこと。私と年齢的に近いので(といっても2廻り以上、離れているけど)、話が合う。あまり、担当になる機会がなかったのが残念でした。
MS看護婦 ...... 音楽が趣味で、私がいつも流していたクラッシックを聴いて、殆どの曲の曲名を当てました。私のボーズの超小型Bluetoothスピーカーの音がいいのに感心して、『私もボーズ買いました!』というので、聞くと、私が一番欲しいと思っていたボーズのミュージックシステム。8万円くらいするやつ。看護婦さんはリッチだなあ。
HH看護婦 ...... 偶然にも私の息子と同じ名前。福島出身で、ご両親は福島県にいるそうだ。独身で恋人はいないとのこと。明るくて、気立てが良くて、丸顔で可愛くて健康そう。年齢的にも息子(29才)にぴったりなので、『こんな女の子が嫁に来てくれたらいいのにね』と妻と話す。二人とも同じ名前だと混乱してしまうかな。