東京マラソンをコスプレで走る

Tokyo Marathon with a costume


目次

  1. はじめに
  2. ゼッケン受け取り
  3. コース
  4. スタート
  5. ゴールを目指して
  6. サラリーマンで走る


はじめに

東京マラソン。何が難しいといって、まず、出場することが難しい。約3万人の定員に対して、今では30万人を越える応募があり、抽選の倍率は10倍以上です。

2007年に始まってすぐに、オグリさんが抽選にあたって参加。『応援の人がいっぱいいて、とても楽しいです〜♪』と言うので、2009年には二人で出場することにしました。

2009年の倍率は7倍。今ほどではないといえ難関です。いかに、間違いなく参加できるかについて、いろいろ考えました。ここでは詳しくは書けないのですが、不正ではない(と本人は考えている)ギリギリの『技』を使って、申し込みをしたところ、幸いにも、二人揃って参加できることになりました。

20年くらい前から、勝田マラソンには毎年のように参加して、ホノルルマラソンを走ったこともあります。でも、東京マラソンは特別。あの、いつも電車と車でしか移動していない東京を、自分の足で走ってみよう!!

ゼッケン受け取り

前日にメイン会場であるビッグサイトにゼッケンをもらいに行きます。約3万人の参加者ですから、会場はお祭り状態です。IDを確認した後、番号別のブースでゼッケンをもらい、自動計測用のチップも受け取ります。

浅草の写真をバックに、『きれいどころ』のお姉さんと写真を撮りました。

スポーツグッズ、土産物のブースのほか、食べ物ブースもたくさんあって、楽しく過ごしました。


マラソンコース

右図が東京マラソンのコース図です。

東京がいかに狭いか、42.195kmのコースを取るのがいかに難しいかが分かります。

スタートの新宿都庁から東京を横断して日比谷に出て、そこから品川まで南下、再び日比谷に戻って、そこから浅草へ。浅草の仲店通りの入口でひっくり返して、銀座を通り、豊洲に出て、そしてゴールのお台場へ。普段なら、車でこのコースを走っても、渋滞やら何やらで、3時間以上かかるのではないでしょうか。


スタート

さてマラソン当日。天候は雨男のオグリさんと一緒なので、微妙です。天気予報によれば、午後から雨模様とのこと。朝から、どんよりとした雲が空を覆っています。

スタート地点の新宿都庁前はマラソンランナーでいっぱいです。スタートラインから、2時間台、2時間半、3時間、3時間半、4時間・・・と自己申告によってどこに並ぶか、決まっています。

我々は、4時間半以上で申告したのが大間違い。スタートラインから都庁前の道路を越えて、さらに公園のグランドの中が待機所でした。


今回はどういうテーマのコスプレにしようかと考えました。勝田マラソンでは動物シリーズとか、競馬と騎手とか、いろいろやってみたのですが、二人ペアのコスプレなので、キツネとタヌキにしました。

出走前には、『写真撮っていいですか?』と言われたりして、なかなかの人気。他に、本格的なコスプレのランナーも多くて、今後の参考になりました。


さて、スタートですが、スタートの号砲が鳴っても、公園の中は動く気配なし。公園の出口が狭いので、道路に出るだけでも時間がかかります。15分後くらいにやっと公園を出て、スタートラインを越えたのは号砲が鳴ってから25分以上たっていました。

ジョギングをしている方は、同意して頂けると思うのですが、1kmを6分というと、本当にゆっくり。それ以上、時間をかけようとすると歩くしかないというくらいの速度ですが、そのスピードでも走り続ければ、42.195kmを4時間13分で走ることができます。

近代オリンピックが始まって最初のフルマラソンの優勝記録は、39.9kmのコースを2時間58分でした。これは、第8回のパリ大会以降、正式距離となった42.195kmで換算すれば、3時間9分に相当します。つまり、マラソンというのは、少しくらい遅くても、そのスピードを落とさずに一定の速さで走りきれば相当な記録が出るということです。

最初の1kmを5分くらいで走れる普通の人であれば、3時間台に並ぶのが最適でしょう。

ゴールを目指して

スタートして日比谷に向かっている途中で、TV局のインタビューを受けました。インタビューワーの女性アナウンサーも走りながらです。

日比谷から品川に南下し、また日比谷を目指して北上している時に、反対車線に人だかりがあり、救急車が停まっていました。あとで知ったのですが、芸人の松村邦洋が急性心筋梗塞で心肺停止状態になって倒れていたんですね。

東京マラソンは、豊洲からお台場に向かう高架道路を以外は、全コース沿道に応援の人が絶えないのですが、特に。日比谷から浅草、銀座にかけては何重にも応援の人がいます。

子供達にコスプレは人気で、『タヌキさん頑張れ!!』の声援が飛ぶと、手を振って答えます。ところが、おばさん達にはこの衣装が分からないらしく、『えっ、何?クマさん頑張れ!』と体型だけから想像した声援が飛ぶので、その時は頭の緑の葉っぱを指さします。するとやっと『あっ、タヌキさんだ。タヌキさん頑張れ』となるのです。

浅草から銀座に向かっているあたりで、とうとう雨が降り始めました。

寒くはないのですが、ここで問題が発生。コスプレ衣装のタヌキの尻尾は、膨らみを出すためにスポンジが中に入っているのですが、このスポンジが水分を吸って重くなり、走っていると前後に振れて股間を打ちます。

ちょうど、長さといい重さといい、股間の最も大切な所に当たるので、走りにくいのなんのって。時々、後ろに手を回して、尻尾の水分を絞りながら走りました。


ゴール

やっと、お台場に着いて、ゴールです。たくさんのカメラが狙っているので、万歳をしてゴール。

1時間くらい前にゴールしていたオグリさんもゴール地点で待ってくれていました。

二人で、大江戸温泉に行き、疲れた身体を休めました。


サラリーマンで走る

次の年、仲間のマエカワさんが東京マラソン2010を走ることになりました。

一人だけの参加なので、コスプレをどうするか、いろいろ議論した結果、サラリーマンで走ることになりました。

スーツにネクタイ。靴は黒色の運動靴でいいと思ったのですが、ちゃんと革靴を履いての出場です。名刺をたくさん用意して、沿道で応援してくれた人には、そこへ行って名刺を渡し、『応援ありがとうございます』と挨拶をしました。

マエカワさんによると、このサラリーマンは大成功。多くのコスプレランナーの中でも異彩を放ち、名刺も人気で『私にも、私にも・・・』と大人気だったとのこと。

マエカワさんは、フルマラソンを2時間台で走る実力の持ち主なので、サラリーマンの格好をしても、速い、速い。そのランナーが名刺を届けにわざわざ来てくれるというのも人気の一因でしょう。

ただ、問題はスタート時だったそうです。スタートラインに並ぶまでが一苦労で、『一般の人は入れません!』と、あちこちで警備の人に止められ、ゼッケンを見せてやっと納得してもらったとのことでした。


次の旅行記へ

To next trip